頭の隙間のダイアログ

日記。筆記開示。オートマティズムの精神。自己対話。

散歩

アイズ

アーティクル・トゥエルブ・オブ・ザ・コンスティテューション

「いいか。君に取れる選択肢は二つある。やるかやらないかだ」 なにと、なにを? 「選択すること。決定すること。意思を貫くか、それを放棄するか」 違うよ。意思は貫くものじゃない。ただそこにあるものだ。そして流動的なんだ。固定的なものじゃない。いつ…

アイ・スクリーム・スプリング

春と叫ぶ

ダイアローグ・イン・ザ・ボイド・イン・ザ・ブレイン

よくする妄想がある 自分は老人で森の奥深くに住んでいる 一軒の頑丈な木製の家 生活範囲の内だけ林を切り開いて植物を育てそれを主食に暮らす 食べくずや糞便を肥やして肥料にする 小屋には寝具とテーブル、掃除用具台所用具、寒暖対策用具が揃っていて、そ…

ザ・アートフィシャル・ランドスケープ

シダの葉の裏には胞子をたくわえた粒が規則的配列でびっしりと並んでいる 乾燥すると粒の袋が破裂し、胞子は飛び出る 巨大な針金で覆われた温室 ミニチュアの箱庭

奥の隣

不満、憎しみ、嫌悪、怒りが満ちている。 君はこいつとどう向き合う? 人類はどう向き合ってきたんだっけ。

闇に紅

帰宅途中の学生やサラリーマン、買い物帰りの主婦、挨拶で盛り上がる住民など、生活にまぎれて、駅までの道を歩いた。 規則的な街灯、細く長い一本道、曲がり角からくたびれた老人が現れる。 例の、どちらがどちらの道を選ぶかの攻防の際、衝突までの短い距…

スカイ・ビヨンド・ザ・スカイ

クロウ・イン・ブルーモーメント

冬の空気は研ぎ澄まされて鋭い冷たさ。 街道を学生が流れていく。そうめん。を連想する。あるいは血流。細胞。知識や体験や感情をたくわえて往復する。血球。 人々は首元を膨らませて颯爽と通り過ぎていく。 寒気を運ぶ分厚い雲。を映して黒色にうねる川面。…

ダンデライオン・イン・ウィンター

賃貸から歩いてすぐの場所に河川敷がある。 犬と散歩している人やジョギンガーやチャリのおばちゃんや老人や学生とすれ違う。 人が住んでる。 僕もこの街に住んでる。 もううんと寒くなって少し立ち止まると指先が冷凍される、氷みたいに。 かろうじて電線か…