頭の隙間のダイアログ

日記。筆記開示。オートマティズムの精神。自己対話。

黄昏雨

昨日もひどい夏日だった。ぎらぎらと蒸し暑く陽炎はゆらゆら。日中はそんな様子だったけど、夕方突然暗雲がたちこめはじめて、わくわくが止まらなかった。暗い雲の、遠く上のほうからゴロゴロと稲妻の轟。台風の前みたいな黄昏色の空気! 興奮する。結局、雨は振りはじめて、ぽつぽつ、しとしと、さあさあ、ざんざんとグラデーションして、でも空は晴れていた。夕方で、西から差す太陽が橙色で。スーパーに買い出しに寄って、店から外に出ると、空から光がよく見えた。夕日が差す中まっすぐに雨が降って、雨の一本一本が太陽を反射して光っていて、きれいだった。トタンに雨音のぶつかるガラン、ゴロンという音がよく聞こえた。踏み切りで遮断器が上がるのを待っているとき、曇り空に大きな虹がかかっているのを見た。電車がなかなか通過せず、やけに信号待ちが長かった。

 

f:id:nohere:20200814212742j:plain

 

f:id:nohere:20200814192639j:plain

 

f:id:nohere:20200814192642j:plain

 

先月似たような感じで雨が降った日に書いた走り書きが、下書きに残っていた。ので、手直しして供養。

 

 

空は曇っている。

七夕から3日経った。

梅雨の午後6時。曇りの向こうに晴れ間がうっすらと見え、かすかに茜色の空気が差す……湿気ていて、今にも雨が降り出しそう、と思う間に降りはじめる。細い糸か、針のような、小ぶりだが鋭い雨粒。

僕の前方を歩く、ライトブルーのシャツを着たサラリーマンが歩きタバコをはじめる。彼は足早に遠ざかっていく。その背中を目で追う。よれた襟元、くたびれた鞄、傾いだ首と背中………小雨の中焚かれていく、ひと塊の煙。アスファルトが日中存分に蓄えた、熱気と汚れが蒸発していく臭い。それらが、尾を引いて漂ってくる脂の臭いといっしょくたに混ざって、次第に立ちのぼりはじめる。

背後から女の声。

「雨降ってきたよお」「いつ止むのかな?」「すごい降ってるよ、止まないよお」「どのくらい降ってるんだろう」「いったん家に傘取りに帰らないと」

どちらの声も、ほとんど同じ声質で聞き分けられない。

「雨降ってきたよお」「いつ止むのかな?」「すごい降ってるよ、止まないよお」

話し声は同じ会話を繰り返す。認知症の患者と、調子を合わせる介護者?

「どのくらい降ってるんだろう」「いったん家に傘取りに帰らないと」「雨降ってきたよお」

会話はループしている。

「いつ止むのかな?」「すごい降ってるよ、止まないよお」

声の主が駆け出し、僕を追い越していく。走り去っていく後ろ姿を見る。薄水色のパーカーに、やけに大きなリュック。通り過ぎていくのは、一人。振り返ってみる。誰もいない。

彼女は駆け足で踏み切りに近寄りより、電車を待つ。

「どのくらい降ってるんだろう……いったん家に傘取りに帰らないと……雨降ってきたよお」

僕は遮断器と、その人を横切り、橋へ向かう。感覚が広がっていく。橋の下を流れる川。橋向こう、小高い坂の上の林。空は鈍色に、化粧のような橙。今まさに、けむった雲をくぐりながら、流れていく飛行機。道の遠くに見えるのは、二つ咲いたビニール傘、傘の反射する、曇った西日……ビルの輪郭、街の形、電線の一筋一筋が……神経の末端にまで、感触として届く。届き続け、拡大、拡散されていく意識に、快感と絶頂がたえず走って震える。僕はこれを、と思う。この瞬間をいつも、どんななによりも心待ちにしている。だが、こういった感度に波長が合うことは稀で、またアンコントローラブルだ。瞬間と瞬間との偶然の一致。なににも代えがたい永遠のような多幸感。深い満足。僕はこれを感受するために生まれ、そのために今日まで育った。そのために自分を生かしてきた、と思う……

 

 

ボーズオブカナダこのアルバム

Tomorrow's Harvest - Album by Boards of Canada

聴きながら書いてたんだけど、意識とシンクロして気持ちよくなってた

やっぱ音楽って麻薬だ

 

 

f:id:nohere:20200814212749j:plain

寂しさを振りまいてーサービスしすぎるのが余計だー

退屈とひゃくまんえん

暑。なんかもう夏っていうか地獄。ひたすら灼熱。クーラーなしじゃマジで死ぬ。昔はエアコン使うこと自体に環境汚染…電気代…みたいな罪悪感あって痩せ我慢してたけどアカンわもう。

新型コロナウイルス感染症が流行りだしてからはや半年? 勤め先は通常運転。えらいひとが売上減るのを恐れてピリピリしてます。こわいですね。電車通勤だけど、以前と比べると満員電車が7/10員電車くらいになった気がする。

先日、体調が怪しくなって休みを取る機会があった。発熱はないけど喉が痛いとか倦怠感があるとかの症状が出たので。医者曰く、ただの喉風邪。一応回復後も一週間様子見てから復帰したけど、自分がほぼ無症状の感染者だった場合を考えて憂鬱になる。あくまでも自己判断で休んだり復帰したりしてたけど、その判断が間違ってたらとか。あのとき復帰しないでいればこんなことには……みたいな展開が今後ないとも限らない。といって完全休職ってわけにもいかねえんだな。生活費潰えるし。そして自身の発症より他者への感染拡大それ自体よりアレが怖い。「お前のせいで」って目。なのでますます引きこもりたい。正直先立つものつーか金さえあれば体調問わず一生引きこもってたいです。正直もクソもなにもない平時からずっと同じこと言ってましたわ。実際例の10万円給付金の話が出たときには、おいおいひと月丸々生活費まかなえるやんけとマジでまる一ヶ月休みをもらうなどの暴挙に出ることに成功した。他はみんな通常通りなところ、一人だけこの判断。目立ちたくない村八にされとうないという気持ちを振り切って合法的に引きこもりてーーという気持ちが勝った。緊急事態なんちゃらで今のなあなあな空気よりずっと緊迫感あったから、ここぞとばかりにその気に乗じ喜び勇んでこもりましたとも。しかしいつももう辞めてえ辞めてえ言ってるけど突然こういう行動に出ることを許容してくれるくらいには寛容さのある弊社なのであった。すいませんすいません。体調より収入的な面でお前の生活どうなってんの的な心配はされた。自分でもわかりません。

無駄に節制してたらいつの間にか預金が100万いってた。ひゃくまんえん。一瞬ぼーっとする。実質、一年間なにもしないで暮らせるじゃねえか。でも、じゃあそうやって一年引きこもったとして……一年後は? 残高からっぽのままどこへ? また職に就けるのか、今みたいな高待遇のところに? こんなこと考えてる時点でね。結局、もう今の環境に慣れちゃって、初期みたいな無視できないデカい不満も有耶無耶に霧散して、違うところを試すのがどんどん億劫になってる。違う場所へ行きたいと思う。遠いところへ。別の場所、異なる暮らしを試す……。そうすると、それを引き留めようとする自分がいる。想像を巡らす。たとえば、その世界で、人々はすごく親切だ。互いをねぎらい合っている。当たり前のように、個々の能力を出し惜しみなくふるって厭わず、生き生きと仕事を楽しみ、期待と尊敬を交わす。地域に根ざした付き合い、自然で嫌味のない交流、会話、日常や他者への興味と関心、細やかな日々の試行錯誤、発見、爽やかな汗。そして自分と対比する。僕はどうなんだ。第一に卑屈、自己完結的で自閉的、臆病で猜疑心が強く、緊張を解くことができない、自分に踏み込まれるのを恐れるし、相手に踏み込むのも嫌う、作り笑いの表面上でだけしか自分を表せず、失敗を隠したがり、そういう自分を憎み、絶えず怯えている。このように恐怖で凝り固まったまま、どこへ行こうったって同じだろう? なにより、今よりひどい環境に行き着いたら。ひどい体験を受け止めきれず、耐えきれないで、もう二度と立ち直れないくらい深く傷ついて、また身動きが取れなくなったらどうしよう? 今はまだこうして、せっかく身動きは取れているのに、それをおじゃんにするのか? などなど。でも身動きが取れないってのはつまり、まさに今がそうなんじゃないですかね。もうこれ以上ないってくらい行動を拘束されてるよね。恐怖で。あっちへ行くのが怖い、こっちへ行くのも怖い、どこにも行きたくない。それでどこにも行けないし動けない。変化を恐れて。アホらしい。まあ、とはいえ具体的にこっちへ行きたいとか、プランやあてがあるわけでもなし、ぼんやりとするばかり。本当ならあてなんかなにもなくても、身軽にすべてを放りだして気まぐれに、目的地なんかないまま、ふらふらそのへんでのたれ死ぬのが理想な気もする。実際、僕は今もってあてなど持っていやしないし、こうしてふらふらと死にかけながら生きているんだから、望みのとおり生活し続けている気もする。身軽にすべてを放り出せていない点を除けば。執着すげえもん。アパートは、都心に近いのに自然が多く、静かで治安がいいわりに家賃は安い、職場は僕に干渉しないでおいてくれる人ばかりで、仕事はそのほとんどが一人きりで行える業務だし、ほんと言うことないんですよ。手放し難い。でもずっと続くのか、これが、と思うと、マジで憂鬱になる。端的に言って退屈なんだと思う。退屈! 退屈だって。実家で引きこもっていたとき、同じ気持ちだった。親の庇護下。少なくとも暮らしに不自由はない環境。快適で安らかで。退屈で臆病だった。そうして、自分がこのように生きながらえていられるのは、親の血肉を削ってそれを得ているからだと自覚していた。僕はそれと引き換えになるだけのものをなにも持っていなく、なにも還すことができないで、しかもこの先もずっとこれが続くという予感と、実際に続いていく生活、それが苦痛だった。そのときは、これ以上カニバリズムを続けるならどうにかなっちまうな、と思ったから、どうにかなる前にどうにかしたいという強い動機があって、状況を打開せざるを得なかったので、どうにかなるまでどうにかもがいた。結果今。今はどうなんだろうか。どうにかなっちまいそうなのか?僕は。多分ね。

都会型の生活を、僕はすごく気に入っていて、どこがかと言えば、みんな不干渉なのがいい。知り合いなんかいないから、どこへ行っても知らない顔ばかりだし、いちいち誰もなにも言ってこない、誰も人生に関わってこない、とにかく一人を満喫できる、その上で生活が成り立っているのが素晴らしい。よそじゃこうはいかないだろう。密な関係が避けられない。僕は完璧に社会を捨てて一人で生きようと思ったらすぐに死んじまうだろうクソザコ個体なわけですが、およそ社会性というものを憎み、そうでありながら、強制的な他者とのつながり及び価値観への強い干渉、生活上の世間的な付き合い、などを介すことなく、暮らしがある程度成立するという、この、ありがたさ。でも、現在のこの都市型生活の基盤を支えているものの正体、すなわち、搾取の構造を直視してなお、この生活にしがみついていたいかと問われれば、ノーなわけで。ひとつふたつニュースを見聞きすれば、どれだけ今この構造が、多大な犠牲のもとになりたっているのかたちまちにわかる。そのいびつさに吐き気がし、めまいがして、この瞬間もそいつに取り込まれている、歯車としての自分を見、軽蔑し、逃げ場を求め、逃げ場がなく、絶望。絶望してなお、腹の減る体。なにかひとつ買うだけで、僕は人殺しになる。生活それ自体が殺人に結びついている。なにが違うんだ? 植物、生き物を、殺して食って生きるのと、群衆の間接的殺人に加担しながら生きるのと? 同じだ。それはあるいは自然の摂理なのか? 死のない生はないからと。しかしそんなのは自分に都合のいいだけの自己正当化じゃないのか? あれらは自然の摂理なんかじゃなく、ヒトの信仰と狂気がもたらす生贄なのでは? もっといい方法が……。とか考えちゃうよね。で、僕にどうしろってんだ。くそ。

ところでひゃくまんえんってどう使えばいいの? 頭悪くて金の使い道がわからないんですけど。最小のかけ金で最大の利益。僕にとっての利益って何? 生きる意味って?

バトン

めためた久しぶりに更新。生きてます。

定期的にブログになにごとか書き殴りたくなる周期はあったものの、実際に書き殴るに至らないで衝動が失せるばかりだったので、失せるに任せていたら半年経ってるっていうね。夏だね。相変わらずインターネットは毎日みてるしだらだら延命してます。

 

本題。

hasriqさん(id:hasriq)がブロガーバトンなるものをやっていて、僕の名前も挙げてくれていた。ので、せっかくなんでやってみようかと思い腰を上げた次第です。

ていうか僕の紹介文読んだけど美化されまくりでキョドる。そんな深いものの見方とか全然できていないが。いやいや、hasriqさんからそう見えているならhasriqさんの感受性がそれだけのなにかを感じ取っているということなのでしょう。はい。どうもです。照れますね。

hasriqさんのブログ。やっぱり読んでてうわ、わかる、と思う瞬間が多い。僕からすると環境や経験自体にそんなに共通点がある感じはしないんだけど、考え方そのものが妙に馴染み深いというか、身に覚えがあるというか。一個の体験から連鎖的にあれこれ連想したり思索を展開したり、その結果深みにはまったり。そういう性質を若干自嘲的に捉えていながらもやめられないところとか。ブログの方針そのものも似てるし、なにかとシンパシーを感じる。って感じで共感することが多いんだけど、hasriqさんが英語圏の情報から得た気づきとか、生活圏内から垣間見える日常とか書いてるの読むときには、単純に自分では知りようのない世界に触れられてわくわくします。それから全然共通してないところでいうと、僕は人に対してマジで排他的つーか警戒と敵意を抱きまくって視野狭窄に陥るタイプなんだけど、hasriqさんはその点が全然違ってて、どんだけ対象に負の感情を持ってたとしても根本的な部分で寛容というか、他者に対する親愛の情みたいのがあってそれが溢れてる。それが文章にも表れていて抑えきれない感じなのがとても好ましいですね。

と、そんなhasriqさんからバトンを受け取りました。どうもありがとうございます!

 

テンプレ

f:id:nohere:20200808163316j:plain

簡素っ

 

・一番古い記事

ニートの頃の日記だ。日記というか頭の中身ぶちまけてるだけですが。今もニートみたいなもんだし。このころとにかく混乱動揺してて頭の中身をぶちまける場所を強く求めてた。今でもそれは変わらないけど、この時期に比べるとだいぶ気が晴れて満足した節がある。ぶちまけられる場所があるという安全基地感を得られたのはやっぱ大きかったと思う。よかったですね。

 

・お気に入り

そのとき読んでたsyrup16gと街を歩いてて聞こえてくる音と声とが有機的に血肉になる感覚があったので記録的に書いたやつ。と写真。形に残してるからこの日の感覚が今でもまだ再生できるのがすごい。

 

 

・次に回したい人

hasriqさんにならい、バトン回すってより単に好きな人の好きなとこ挙げる形式で。というか機に乗じてこの項を書きたいだけだったり。

お二方とも更新停止して久しいため、実質アンカーです。そしてもし気づいても任意参加のやつなんでスルーしていいです。

 

平山タンバリンさん(id:maxm)

毎回、平山さんの飼っているコガネオオトカゲのウルカへの挨拶から始まる記事は、平山さんのひらめきや観察、跳躍に満ちた発想で自在に綴られ、ウルカの食事記録で〆られる。想像の飛躍は時に荒唐無稽で、夢のようでもある。遊び心に富んだ鋭い感性で切り取られた世界は短編小説の形で表され、シニカルでハードボイルド、そんでお茶目。たまんないです。写真もかっこいい。SNSでバズってるものを漫然と惰性で眺めてるだけじゃ間違いなく出会えなかったし読めなかったので、平山さんのブログをはじめて見つけたときははてなでブログやっててよかったとマジで思った。

以下好きな記事紹介。

 

コガネオオトカゲ - オオトカゲに情けはあるのか

ウルカお目見え。実は読みはじめのころ、さかのぼってこの記事見つけるまでウルカがほんとに実在してると思ってなかった。なんならウルカがトカゲってこともデュビアがなんなのかも知らなかったので、なんかの神様なのかと思ってた。概念の存在じゃなかった。

 

3 - オオトカゲに情けはあるのか

夏休みの新幹線、幼い3つ子の姉妹、淡々とした語りと気づき。最高。

 

クラマ - オオトカゲに情けはあるのか

多分着想自体は車、からはじまってるんだと思うけど、クラマの生体や、人間、生活との結びつきがSF的に描写されていくにつれ、ほんとにクラマって生き物がいる世界が浮き彫りになって感じられぞくぞくする。文章がひたすら美しくて泣きそうになる。

 

いっぱい好きな記事紹介したいけどきりないし全然絞れなかったので、迷った末おすすめ記事まとめリンク集みたいな形に。加減しろばか!いやだって全部いいし…形に残しといたらいつか誰かがこれら珠玉の記事の数々を知る可能性がちょっとでも高まるかもしれないし…ボソボソ。ということで平山節を浴びて下さい、推す。

色彩は夜に降る - オオトカゲに情けはあるのか

走るか - オオトカゲに情けはあるのか

ゴッドスピードユー - オオトカゲに情けはあるのか  

強いグリーンの髪と首に棘をもつサル - オオトカゲに情けはあるのか 

忘れてしまわないようにここに書いておこう - オオトカゲに情けはあるのか 

どうも、幽霊です - オオトカゲに情けはあるのか

モイストで育てる - オオトカゲに情けはあるのか

アット・ザ・ドライヴイン - オオトカゲに情けはあるのか

お前、だれだよ - オオトカゲに情けはあるのか

みんなさようなら - オオトカゲに情けはあるのか

パプリカを囓る忍者 - オオトカゲに情けはあるのか

森が膨張したようだ - オオトカゲに情けはあるのか

エレキギターと同じ大きさの穴 - オオトカゲに情けはあるのか

凍えそうにしているつまさき - オオトカゲに情けはあるのか

大蜥蜴とマリーゴールドの花 - オオトカゲに情けはあるのか

イグアナのプッチンプリン - オオトカゲに情けはあるのか

平山ダイジェスト - オオトカゲに情けはあるのか

 

 

手前さん(id:temae)

平山さんのブログを読んでいたら名前が出てきたので、へーと思ってアクセスしてみたら、とんでもなくよくて震えました。日記や雑記の形式で、日々手前さんの思ったことや日常の一幕なんかがラフに綴られているんだけど、それがなんとも言えず自然体でのびのびとしていて、手前さんの見たもの感じたものを手前さんの目を通して見るって体験ができる、それが読んでいてすごく嬉しいというか、大袈裟に言うと救われたような気持ちになるというかね…とにかく人柄が愛おしいです。素直で真摯で、真面目ゆえに思い詰めやすかったり絶望を感じやすかったり、そういうの全部愛おしいですね。そしてオモロなんですわ…。笑いへの感度が高く、サービス精神をともなって遺憾なくその感性が表現されており、読んでてニヤニヤが止まらない。繊細に気をくばれる人ならではの読者を置いて行くまいと意識した目配せを欠かさないんだけど、その気遣いとオモロへのハンドルさばきが癖になる、大好きですね。

ということで以下好きな記事。

 

雑炊地獄 - 手前の雑記

雑炊の写真におしゃれなフィルターをね、なるほどね、とか思いながら読み進めてたらだんだん様子がおかしくなってきて最終的にそうなるとはね。おもしろすぎるんだよな…

 

さまざまなWAON - 手前の雑記

これ見てWAONが好きになりました

 

バイト前といったら逃げ - 手前の雑記

自由すぎる(そして気のいい読者の人々)

 

アイエヌユー - 手前の雑記

犬各々の煩悩、いい。アクセショップはその後開かれたのか。

 

ほぼ個人的なお手紙です - 手前の雑記

好きな記事というかその節はありがとうございましたというか この丁寧なお返事からだけでも手前さんの誠実さ人のよさがわかるよね……

 

 

以上です。

ひたすら勢いで書いたからあとで後悔する予感しかない。

~おわり~