頭の隙間のダイアログ

日記。筆記開示。オートマティズムの精神。自己対話。

ぼんやりモードだ。

思考の流れが濁って感じる。意識が明瞭なとき頭の中の運河は澄んでいて、大小の石も砂の粒も藻類もなにもかもくっきりはっきり見える、ような気がする。そういうときとの見え方の差を比較して濁っていると感じる。

白濁。

結局自分や、自我というものは、環境に対して反応を返すだけの、なにか単純で難しいところなどなにもないちっぽけななにかです。それを変に難しく複雑にしたり、生地を引き伸ばして重ねて層を作るのを繰り返すから、わざわざ混乱さしている気がする。

もっとシンプルに物事をとらえられると思う。

考えることがなにもない。

ただ体が意識の外で死と生を絶え間なく繰り返していて意識は蚊帳の外です。

なにか考えるようなことがあったかな。

自我だの苦痛だの。

そういうことばかり考えてしまうのは、頭の中で自分と一対一になったとき、認識の中のあらゆる複雑なものを削ぎ落としたり削ぎ落とそうとしたりするからで、

僕は物事を考えるのは…

複雑なことを理解するのが…

物事を理解する…

そうじゃなくて…

もっと目の前にあるものを見る必要があるのになにも見えていないみたいで弱ります

生活、生活…

生活はあらゆる複雑なものから成り立っているから

あらゆる複雑なものを認識から削ぎ落としたら、わけもわからなくなるよ

不純物があることのほうが自然で

純然たる塊

それって概念の中にしかないのでは

概念の中のことばかり考えているために、抽象的な認識から手を離せない

現実感、現実感…

雑味込みでいろいろ見たり考えたり、物事をとらえ理解するというのはそういう

その視点

僕がどうでもいいとか興味持てないとか感じて無情に切り捨てているもの

でもやっぱだるいよ

全部だるい

現実

この間友人の誕生日にプレゼントを送ったら、僕にもなにか欲しいものはないかと聞かれた

なんもねえ

欲しいもの

生活が欲しい

ある種の環境

山奥で、薪ストーブのある家

火だな、火が欲しい

家の中で炎をたいて、そのそばで食べたり寝たりする

小さい小屋の狭い寝床

ストーブの熱で鍋とか煮れて料理ができるだろうな

火の形は雲のように見ているだけでずっと楽しい

冬は暖かいし

その家は寒い地域に建っていて、夏は涼しい、冬には火のある部屋の中は煌々と熱く外は凍てつく厳しい寒さで、春や秋には生命の宴がぐるぐるじゃんじゃんやっている

畑で、野菜を育てて、それを収穫して食べるのはすごく満たされるだろうな

周囲にはひと気がなくて、誰かいても誰もなにも詮索してこないといい

関心が人間じゃなく環境に向いていて

誰も人を警戒して笑いかけなくていいし

誰も誰もが善人であることを期待しない

太陽のあたるところに座って、石を触って過ごしたり

草の匂いをずっと嗅いだりする

野生の脅威と格闘したりね、そういう生活

それだな

それが欲しい

けど僕の目下の関心は、人間と人間の詮索癖と警戒心と期待や理想に、意識が集中しているので

インターネットでそういうのばっか見るし脳内にコレクションする

部屋にこもって

夜の暗い部屋で朝方まで

人間の雑味の中から詩っぽい部分を探してそれに触れようとする

詩っぽい部分

それも欲しい

偏食で好みがうるさいし食わず嫌いもひどいが

この際なんでも食べてみないとという精神

今日読んだブログで、いつも自制的な人がなにかめずらしく自分と対峙して、愚痴ったり弱音を吐いたり、自己を他者を武装した論理で痛めつけながら孤独に内省していて、かなりよかった、歓喜した

こういうのやーこういうのこういうの

こういうの欲しい

僕は別に人間全体を嫌いじゃないけど

他人が他人と関わってるときの人間の様相には近寄りがたく、そういうもの全般に対する忌避感はどんどん強まる

しかし見ているだけなら問題ない、遠巻きに眺めてるのが一番心地いいよ、特等席だよ

多分なんかすごいゴシップ的な快楽、なんも責任引き受けずに旨味だけ得たいとかそういう心理の

最悪だな

お腹が減るので食べたくなるという調子で、過食で魂がデブっている

そんなに食べたくもない余剰な栄養を摂取している

いや食べる前に匂いだけ嗅いで口にしないでいるものが多すぎる感じ

なんで僕は比喩でしか喋れないんですかね

ひひひ

栄養、精神性への没入感

それだけが欲しくて、それは生身の人間から手間ひまかけて得ようとするより、精神だけ抽出した媒体から摂取するほうが簡単で早くて純度も高い、薬物か

特に自分自身と向き合っているときの人間の様相は純度高いのでいい、僕にとって

鏡の中を覗いている人間を好き

そういうとき僕という他者は邪魔で、透明になっているのが一番いい

僕はなにかの因子として数えられるのをなんとかして避けようとしている、なんの頭数にも入りたくない

限りなくそこにいないように扱いたいし扱われたい

実際には実態があるためそうしていたり、そうされているとすごく不安になるが

透明人間願望がまとわりついており実態の扱いが雑

自分に実態があってそこに実態として存在していないといけないのはすげえだるい

生身の人間は怖い、すぐ逃げたくなる

敵味方以外で関係を認識できてないんじゃないの

実態の扱いが雑なので雑味を味わい分けられていない

雑味に免疫をつけたい

インターネット見すぎ