頭の隙間のダイアログ

日記。筆記開示。オートマティズムの精神。自己対話。

長い一日

9月はなんか異様に一日一日が長かったけど10月はもう5日経過しているのかよ、相対性理論を感じる。相対性理論よくわかってないけど。

おとといは刺激がキャパオーバーして感情の暴れ馬が疾風怒濤だったんすけど二日寝潰してたらやや収まってきた。

章にすると三本立てで、まずバイト中の会話で意味不明なダメージを自爆的に食らって爆発

今月入ってから発見して即虜になったブログに宛てて匿名でファンレター(???)的なものを送ったらきっちり認知されててめちゃくちゃ真摯で丁重なお返事をいただき爆発(ありがとうございます)

バイトの帰りにひいひい言いながらもうずっとこの日を楽しみにしてきたライブの会場に行って好きな曲・好きな曲・好きな曲・一瞬のMC・好きな曲・好きな曲…みたいな瞬間が延々続くヤバ空間に身を置いて発狂

っていうのが一日に濃縮されていたので神経がいきなり稼働しすぎだよと思った

こちとら低刺激処方で生きてきとんのじゃ 敏感肌だから 精神が

 

ファンレター…あらゆるタイミングがよすぎてこれは送らな嘘やろと思ったのと、あなたを好ましく思ってる人がいますよっていうなんか漠然と好意だけ伝えられればよくて、それだけだったんだけど、いや認知されてることはわかってたし、特定可能なメッセージだったから把握される可能性もわかってたけど、いざバッチリ視線がこっちに向いたレスポンスが返ってくると、照れ・恥・罪悪感で暴れたくなったていうか暴れた。自分が認知されているということに特別な意味を見出しすぎている…。

再三言ってるがこのブログは完全自己満足のための場所で、それっていうのはそういう場所を自分が必要としているからなんですけど、その性質が性質だけに、堂々と人に見せるようなもんじゃないという意識は常にあり、だからこそそれを読んでる人間がいるという事実にまず動揺するし、いや一方で読んでくれる誰かを必要としてるからこそこうやって公開してるんですけど、だいたい自分自身はそういう性質のものを読むのが好きだからそれもあって公開してるんだし…。それで、見ないで欲しいという気持ちと見て欲しいという気持ちが常に両立していて、認知されると照れ・恥・罪悪感に襲われるんですかね。とにかくなんにでも葛藤しないと気がすまないのかというくらいなんにでも葛藤しているな。しかも読んだらすぐわかるこういう超絶めんどくさいのに対して好意的に、すごく慎重に敬意を払ってくれて、それがわかると、決まって謎の笑いが止まらなくなって体温が1000度上昇して滝のように汗が出てくるんですけど…あはは……あはははは!ありがとうございます。自然に…自然に…自然になりたい。でも僕にはこれが自然なんだよ。自分の暴れる感情に振り落とされそうになってしがみついてるのが精一杯でずっと混乱しているのが…?なんだこれ~と思いながら考えを走らせるままにしてるとフォーマットが全部自分dis相手アゲ感謝の形に還元されて逆ラップバトルかよみたいな感じになる。なんで?こういうときの感情をうまく紐解けたり制御できたりしたと思えた試しがないけどすごく嬉しいんだと思います…。言葉を重ねるほど野暮になるのでやめよう。でも一個思うのは、僕もなんでも役に立つとかこうすると得するとか損になるとかに結びついていく話から全力で遠のきたいたちなので、それなっていう。あとしんどくて暗くて人間臭くて無益なものがだいしゅきだからその形容…誉れ高い…と思った。

行ってきたライブのアーティストはまさにそういうバンドで。生で見てもしんどい。暗い。人間くさい!最高。普段ライブに行くような習慣全然なくて、それは実家で地方暮らしだったころはガチ引きこもりを極めてたからっていうのもあるしそもそも資金ないのもだし、そういうのを理由に行かないでいられるということは、その程度の熱量なんだろうって自分への諦めみたいなのもあった。休止期間含めて10年以上活動してるそのバンドがライブやるのを見るのもこれが初めてだし、手に取る音源はいつもレンタルで、音楽から見える人間性以外の情報は知らないし、気づいたら何年も曲を聞き続けてた、そういう感じで、ファンを名乗るのはおこがましく、後ろめたい。それでも生活をしていて何度となくメロディーと歌詞を、無意識に口ずさんできた曲が、目の前で惜しみなく演奏されていって、この人、この人たちまだ生きてて動いてて、あの歌やあの歌を歌ってて弾いてて叩いてる、すごいな、美しいなと演奏中ずっと思ってた。ステージは部分的にしか目視できなかったけど、人垣の黒いシルエットの隙間から見える、苦しそうにギター弾いて、スモークの中でスポットライトに照らされた五十嵐隆が、まだ脳裏にこびりついて結晶化してる。行けてよかったなあ。

それにしてもおとといから、涙腺がぶっ壊れてずっと泣き続けてるんですけど、よくこんだけ出せるもんあるなっていう、いつまで分泌し続けている、いつ尽きるんだよ。

日中の会話、まったく大したことじゃないんだけど、いつもは一人で黙々とやる作業に従事してて、例によって二人作業になるとまあなんとなくはじまるやつで。その人が自分の隣でやってた作業がどういう仕事なのかよくわからなかったので質問してみたが、答えてもらっても案の定よくわからなかったので、なるほど(わかってない)とか適当な相槌打ってたら、マジでそれがバカ丸出しって感じで単純に気になったんだろうけど、○○さんってここ以外に他のバイトの経験とかあるんだっけ?と聞かれて。いや、全然ないです。えっでも前に塾っていうか予備校か、行ってたことあったんだよね、そのときはどうしてたの?親に全部頼ってました。ええー!?そうなの?へえー!それは親がすごいね。そうなんですよ。というやり取りをした。それだけ。そうなんですよじゃないわ。そのあとなんか自分の情報を追加で提示すりゃ話に展開もあったろうに、もう精神硬直しててムリだった、あとはテンパらないようにするので精一杯で、緊張した体をリラックスさせるほうに意識が割かれて、なにも言えなくなる考えられなくなる、いつものパターンに入った。こういうとき、喋るのが怖い。喋った瞬間泣き出しそうで。泣き虫すぎる…。実際、沈黙の後、作業が終わってその人が去っていって涙目になっていた。なぜ泣くことがある。理由はわかってる。そのあと延々考えていて、これだなとしっくりきたものがある。恥ずかしいからです。罪悪感。自分が母親にしてきたこと、母親にさせてきたこと、母親に対して感じているすべての感情と行動が後ろめたい。前日に、まさにそのことを振り返る記事を書いてたのもあって、余計に深く刺さった。端的に言って、自分がラクして生き延びたいからという理由であの人を足蹴にし続けた。自分のラクさを手に入れること、それが何をおいてもすべての優先順位の頂点に、いつも位置して微動だにしなかった。そのために負担をかけ続けてきたし、今もかけ続けているわけだし。後ろめたい。自分は本来負うべき負担を負っていない、姑息で非人道的な方法で免除してきた、そう思うから。まさにそのことを指摘されたように感じた。一語一句違わずまさにそのように言われたように感じた。言ってねえっつうの。「それは親がすごいね」。その通りだよ!僕自身はなにもすごくない。僕が生きてるのは全部あの人が僕を生かしてきたからだ。そうだ。心療内科のカウンセラーにも、ハローワークやサポートステーションの職員にも、高校教師にも、塾講師にも言われた。「あなたの親はすごい」。なぜすごいか。僕のような自立精神が乏しく依存気質で自己愛が強く他者の負担をかえりみない非協力的、非社会的な人間でも、自分の子供だから、単身でも、義務と責任を果たすために、多くの時間と苦痛とストレスを費やした果てに苦労して得た資金を、提供し続けてきた。だからだ。僕が今まだ生きてるのは全部あの人の苦労があるから。人は僕を通して僕の母親の苦労を見る。僕じゃなくまず母を見る。そう。その通り。あの人の苦労と投資の結果がこれだ。傑作だよね。卑屈の怪物だよ。ぜひ直接言ってくれ。あなたはすごい人だと。それであの人も慰められる。苦労が報われたと感じるだろう。そうだ、苦労してきた、ずいぶん悩み、辛酸を嘗めてきた、苦しみをわかってもらえて、嬉しい。あの人が必要としているのは、そういう共感なんじゃないだろうか。ネットを介した宗教活動が提供する共感は、大概がアコギな商法と強迫観念の強化を伴っているから、やっぱり反対だ。でもそれに慰められてるんだったら、なにも言えないっす。そもそも、僕じゃダメなんだよな。僕がなに言ってどう働きかけても、悩みと苦しみの種そのものが喋ってるんだから、余計にストレスをかさませる。苦労をかけてごめんなさい、無駄遣いさせてごめんなさい、何回言ってきたよ。口ばっかり、苦労を押し付けながら、無駄遣いさせながら謝るな。言葉と行動が一致してねえんだよな。あなたたちが言ってくれ。あなたはすごい人だってね。お願いだから。そうしたら僕は今よりもっと正々堂々悪人面で開き直れて、悪いやつとして糾弾してもらえるかもしれない。善なる者だと誤解されているから、いつまでもあらぬ期待をかけられ続ける。耐えられないですね。いい子扱いはうんざりだよ。じゃあ中途半端に情けをかけるような言動をしなきゃいいじゃないすか。心を鬼にしてクズ全開で生きたらいい。半端な良心が拷問器具みたいになってるもん。そこを徹底してないから変に期待をもたせるんだろう。あなたの期待には応えられません。だからあなたも僕の期待に応えなくていい。でもそれじゃ今までと同じでなにも変わらないな。自我のぶつかり合いの平行線で。お互いがお互いの期待に応え合おうとするより断然マシでしょう。あれはかなりだるいよ。

今も親御さんが出してくれてるの?いや、今はそんなことないです。えーでもこのバイトが週4日で、一日5時間でしょ、とか空で計算はじめられたとき、すごく顔が熱くなったな。大丈夫なの?みたいなことを聞かれて、はい、まあ、一応、と答えてそれっきり会話途絶えたけど…。萎縮しまくってて全然コミュニケーションとれなーい。すいません。ここで明け透けにはっちゃけてるときみたいに、もっと自虐とか言えて、自己開示もバンバンできたら、気まずくさせなくてすんだのに。だいたい、やっぱり金銭感覚おかしいんだよな。金銭感覚もだし、やってること全部滅茶苦茶。自分なりに金銭感覚掴む必要はあると思ってて、とにかく最終的に自立できれば文句ないんやろと、それも兼ねての一人暮らしだと思ってたんだけど、初っ端から親を当てにしてる時点で落第の考え方だってわかってる。笑える。